C400Xのマニュアルを読み出して、すぐにとても残念なことに気づいた。
翻訳がひどいのは以前からの伝統だが、今回はさらに文字フォントが中国向け。
下の画像はMacで作成し、上段がマニュアルで使われているものに近い中国語フォント、下段が本来の日本語フォント。適当に選んだら似ているので、おそらくマニュアルもヒラギノ系のフォントを使っていると思う。
おかしな文字を赤字、大きな差異がある字はさらにアンダーライン。わかりやすいのは糸偏。さらに直とか画は字が異なる。その他細かな違いは多数。平仮名は中国語にないから、同じ。
大きく異なる字は、小学生の漢字のテストだと間違いになるレベルではないだろうか。
もちろん読めるが、僕にはとても読みにくく、全角文字のアルファベットで英語を読まされているのと似た感じ。
残念なのは、こんなことはコスト削減のはずはなく、単にBMWの無知・無理解・無配慮でしかないと思われるから。ネイティブでなくとも日本語をちゃんと勉強した人がいれば気付くこと。
アルファベット圏の人にはわかりにくいかもしれないが、ドイツ語を表現するときにウムラウト等一切無しを想像すれば、なんとなく理解できるのでは?
バイク自体は素晴らしいにも関わらず、付属品まで気を配れないようではプレミアムブランドとは思えず、とても残念。
C400Xは中国生産だが、本件はそれとは明らかに関係なく、設計・監督するBMWの問題。
さて、さらに恐ろしいのは、今度発売されるF900系でやっと実現されるメーターディスプレイの日本語表示も同じフォントらしいこと。次のTweetにつけられた写真を見てゾッとした。
小さいことと思わないでほしい。運転中に瞬時に判断するかもしれない情報だ。
BMWMotorradの最新TFTメーターは日本語表示になる予定。今までのTFTに日本語表示できるかは今後検査が待たれる感じでございます。#BMWMotorrad #原サイクル pic.twitter.com/G35eDyFBNq
— M.S.C.Hara (株)原サイクル (@mscharacycle) December 12, 2019